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     * 時期は耀が女の子に戻った後あたり。*





「僕は未理の全部を知りたい…その為に日本に来たんだもの…」

「……デューク…あ…」

後ろから抱きしめられた…

「やっぱり…未理なら平気だ…」
「デューク?」
「向こうに帰った後…他の人でも平気なのかなって…挑戦したんだ…」
「挑戦?」
「抱きしめさせてもらったんだ…何人かの女の子に…」
「え?」
「そしたらね…やっぱりダメだった……未理だけなんだ…未理だけ…」
「……デューク……きゃっ!!」

いきなりお姫様抱っこで持ち上げられてそのまま連れてかれる…

「ちょっと…デューク…」

もう身体が見られない様にするのに必死で…逃げるなんて…

「………わっっぷ!」
ベッドの上に置かれて…タオルでグシャグシャと拭かれた。
「ちょっ……デュー……!!もう!やめてってば!」
いつの間にかデュークがしっかりと私の上に乗ってる……
両手が使えないから上手く逃げられない…
「?…未理…怒ってるの?」
もの凄い近い位置で覗き込まれた。
「…酔ってるの?デューク…」
「お酒は飲んだけど酔ってないよ。」
「……じゃあどいて…」
「ダメだよ…今からするんだから。」
「な…なにを?」

こんな状況なのにそんな事を聞いた…もしかしてくすぐりっことか言うかなぁって…

「未理の事抱くに決まってるでしょ?この状況で何言ってるの?」
「何言ってんのはこっちのセリフ!!どうしたの?デューク!あなた女嫌いなんでしょ?」

「…うん…多分ね…でも未理なら平気だと思うんだ…だって触ってもキスしても平気なんだよ…」

……やだ…

「だからきっと大丈夫……それに……」

………そんな優しい蒼い瞳で…

「未理じゃないと…意味が無いんだ………」

見つめないでよ……





「……ん…」

デュークと優しいキスを交わす…

『特別だよ…デューク…デュークだから…するんだからね…特別…』

そんないい訳を繰り返した…

こんな状況は初めてのはずなのに…デュークは至って冷静…
私の方が初めてじゃないのに…ドキドキ…スゴイ事になってる…

『ねえ…未理…』
『なに…』
『未理チビだから…壊れない?』
『……壊れないわよ…バカね…』

そんな会話をしながらずっと舌を絡めるキスを続けてる…
丁度いい触り加減で…気持ちいい…デュークってこんなキスするんだ…

『本当?僕が力一杯抱きしめても壊れない?』
『大丈夫だから…好きにしていいんだよ…デューク…』
『本当?ならいいけど…初めてだから良くわかんないや……』

デュークの指が…優しく私の身体の上を滑っていく…
ピアノを弾く時も…こんな風に鍵盤に触れるのかな…なんて思った…

こう言う事が初めてのデュークはやっぱり何処かぎこちなくて…

「大丈夫?デューク…気分悪くない?」
「……ドキドキしてるけど…大丈夫…未理もずっとドキドキしてるね…ほら。」
「……!!…ハ…ンァ…」
ピッタリと私の胸にデュークが耳を当ててそのまま唇を押し当てた。
「未理の身体は何処も柔らかくて暖かいね…」
「だからって…そんなに…触らない…でよ…あ…」
「ここって…未理敏感?」
「ばっ…か…そんな事聞くなっ!!アン!」

ホント指先の動きが繊細で…微妙な力加減で私の身体の中で動いてる…

「あ…あ…」

初めての男に…こんな声出させられてるなんて…何か悔しい…デュークのクセに…
なのに…ちょっ…なんで…

「ここも敏感でしょ?それからここも…それから…」
言いながらデュークがその場所に唇を押し当てるから…
その度に身体が仰け反る…わかってやってない所が…余計癪に障る……

「ハァ…ハァ…デューク……?」
「ん?」
「大丈夫?…わかる?」
何だか恥ずかしい事を聞いてる様な気もしなくもないけど…仕方ないよね…だって…
「んー…大丈夫だと思う…知識はあるから…」
「そう?…じゃあ…デュークの好きな時でいいから………」
「うん……」
「え?……あ…」

ずっと…後になると思ってたのに…
私と話してる途中で…いきなり私に入ってくる…

「や…あ…デューク……んあっ!!」

そんな多くの男の人としたわけじゃない…けど…
私よりも大分大きな身体のせいなのか…今まで…一番身体に刺激が走った。

「あ…あ…あ…」
シーツとデュークの腕を握り締めながら…仰け反った。
「未理…痛いの?身体…痛い?」
「…大…丈夫…うっ…ハッ……んん…」

デュークが動く度に身体が持っていかれる……
自分の身体の奥の…奥の方で…デュークを感じて……

「だって…辛そうな顔してる…未理……」

「辛くない…から…んっ……」


知識はあると言っていたデュークだけど…一体何処からの知識なのか…
時間も…濃さも…半端じゃないんですけど……

もう…私の方が……

「未理…大丈夫…?」
「うん……ね?…壊れなかったでしょ……?」

それに近い状態ではあるけど………

「デュークは?……気分悪くない?」
「うん…大丈夫…気持ちよかった……」
「…………」
そう言ってニッコリと笑う…ホントタフだね…デューク……

「ねえ…未理…今日だけ?今日だけ特別なの?」
「え?」
私にキスをしながらそんな事を聞く…
「毎日特別にしてよ……」
「それって…私の事好きって事…?」
「好き?……未理としたいって思うのは好きって事?やっぱり僕未理の事好きなんだ…」
どう言う納得の仕方なのかしら……

「他の女の子ともしてみたい?」
一応聞いてみた。
「え?ヤダ…未理以外の子触れない…きっと吐く!未理しか触れないよ!」

「………」
それって…結構嬉しかったりするセリフかも………

「じゃあいいよ…デュークだから毎日特別にしてあげる。」
「本当?」
「うん……」

「僕嬉しい ♪ ♪」

デュークが子供みたいな笑顔で笑った………