02
「…ん………」
ずっと舌を絡めるキスをしながら乱暴に服を脱がされる。
もう抵抗してないんだから普通に脱がせばいいのに…
今の所キスをしながら服を脱がせるのは上手…初めてでは無い気がするけど…
「あっ…ンッ…」
ブラの肩紐をずらされて胸があらわになった…
そんな胸を片手で下から揉み上げられて彼の唇が肌に触れた。
「……あ」
もう…今更拒めない……こんな行き当たりバッタリで男と寝るなんて…
やっぱりあたし…いつの間にかこんな風に誰とでもなんてなっちゃったの?
「ちょっと!!」
「あい?」
バシバシと背中叩いたら顔を上げた。
酔ってトロンとした顔だけど…まあ合格!
「優しくしてよ。」
「………あい!」
本当に分かってるのか良く分からないけど…とにかく彼はそう返事をした。
「あっ…」
服はお互いに脱がし合った。
最後までスカートを脱がさないから仕方なく自分で脱いだ。
下着だけ脱がせりゃいいってモンじゃないでしょう!!
彼の舌が滑らかにあたしの身体をすべってる…
イヤラしくもなく…本当に軽くあたしの身体をなぞってく…
腿の内側は優しいキスを繰り返してくれた…
「ア…ン…」
あ…どうしよう…初めての男にそんなトコ…
「ンッ!!!あっ!ちょっ!!」
敏感な部分に彼の舌が触れて思わず彼の頭を掴んじゃった!
「あっ…あっあっあっ……」
ダメ…身体が痺れちゃう…時間をたっぷり掛けられて身体中を弄りまわされた…
って言うより焦らされてるの?
「…はぁ…はぁ…ン…」
息が弾む…こんな風になったの本当に久しぶりでもう頭の中が真っ白で訳がわからない…
膝の後ろに彼の腕が入って足を持ち上げられて…そのまま彼の方に引き寄せられた。
ボーッとしてた頭がはっきりして来る…
だって…物凄い圧迫感がジワジワと身体をせり上がって来たから…
「!!!う あ っ…!!く っ!!」
思わず彼の腰を掴んだ。
「ちょっ…もう少し…ゆっくり……」
きっと彼は聞こえて無いみたい…言ってる最中に最後まで一気に押し上げられたから。
「……アッ!!アンッ!!」
初めから彼は加減なし!
様子を見るとかそんな事はしない…あたしが離れない様に腿をしっかりと抱き抱えられてる。
「あっあっあああ!!!」
彼がずっとあたしの上で動き続けてる…さっきの彼とはくらべものにならない位…激しくて…
慣れてなくてがむしゃらってわけじゃない…酔ってるからってわけでもないみたい…
ちゃんとあたしの何処を攻めれば一番感じるか…わかってる…
「……はぁ…はぁ…はぁ…う…ん…」
ちょっと…一体いつまで続けるのかしら…もうどの位時間が経ったんだろう…
仰向けで攻められて…うつ伏せにされて後ろから攻められて……
身体はクタクタ……でも…心地良い疲労感と最初とは違って彼が優しくあたしを抱き始めた…
向かい合って彼の膝の上に座らされて…優しく押し上げられたけど
もうあんまりにも敏感になってるあたしはそんなちょっとの彼の動きでも
凄く感じて大きく仰け反っちゃう。
そんなあたしを引き戻しては舌を絡ませるキスを繰り返した。
「あなた…はぁ…ハァ…童貞なんかじゃ…ないわ…」
「れしょ?ふふ…よかった…信じてもらへて……んーーー ♪ ♪ 」
そう言って嬉しそうにまた彼があたしにキスを繰り返す。
こんなにキスしたのなんて…何年ぶりなんだろう…
和裕ともこんな激しいのしなかったかも…
だって…あの人物静かな人だったから…