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「ん……あ……」

まどかの小さな声が寝室に零れてる…
まどかが言うにはオレがまどかの素肌に触れるのは2度目だと言うが…
情け無い事に1度目はオレは酔ってて…寝ぼけてて覚えていない…

まどかの胸にキスマークまで付けといて…
その時のキスマークはもう完璧に消えてた。

「もう1回キスマーク…付けて……」

まどかが目を瞑ったままそんな事言う…

「いいよ…」

オレはそう返事をしてまどかの露わになった胸に顔を近付ける…

「…ここに来た時よりも…大きくなったんだよ…Aカップから…Cカップ…」

「そう…綺麗だよ…柔らかいし…」
「ふふ…良かった…」

シャワーを浴びたまどかは素肌の上にパジャマを着てて
ボタンを外すとすぐにまどかの素肌が露わになった…

肩からパジャマの上着を脱がせるとピクンと跳ねた…

まどかはずっと目を瞑ったまま…薄暗い明るさでもわかる…
耳朶まで真っ赤だ…

まどかの経験値から考えてまずはこの状況に慣らす事が先決だ。
いきなり大人の抱き方で攻めたら…きっとまどかはついて来れない…

キスでそれは実証済みだから…
本人はそんな事これっぽっちも気付いてなくて至って普通だ。

「あ…大ちゃん…」

首筋に舌を這わせて少しずつ下に下りていく…

鎖骨…鳩尾…その間にココに来てから大きくなったと言うまどかの胸を軽く攻めた。
確かに質量は充分だと思う…着痩せするタイプなんだなと今頃納得した。

ほのかに石鹸の匂いがまどかの身体からする…いい匂いだ…

うつ伏せにして今度は背中に舌を這わす…
時々キスをするとその度にまどかの身体はピクリと反応する…

「大ちゃん…くすぐった…い…ンッ……」

ベッドの上でまどかがクルクルと体勢を変える…どうやら身体中をオレに触れて欲しいらしい…

パジャマの上着を袖から脱がせてズボンに手を掛けると一瞬だがまどかの動きが止まる…

「止めとくか?」

一応聞いてみた…
自分でも何度も聞くのは煩わしいかと思ったが後で後悔されるよりはいい…

「……はぁ…大……丈夫…」

「そうか…」

まどかの許しも出たので遠慮なくズボンと下着を片手で脱がして床の上に落とす。

と言うわけで…流石にオレもそろそろ本気を出そうかと決めて…
まどかの腿を少し開かせて膝の後ろを掌で持ち上げた…

持ち上げたまどかの腿に何度もキスをして…更に奥へと舌を滑らせた…



「ん…あん…」

この前みたいに勝手に声が出ちゃう…

ついに…この日が来たんだ……
ずっと待ってた…ずっと大ちゃんとこうしたかった…

大ちゃんのベッドで何度も一緒に眠る度に…
夜中に大ちゃんがあたしの事抱いてくれないかと何度思った事か…

それが…今日…今…ついに思いが遂げられるんだ!

「止めとくか?」

大ちゃんが何度もあたしに気持ちを確かめる…
あたしに気を使ってくれてるんだろうけど…本当に大丈夫だよ…大ちゃん…

裸を見られるのは恥ずかしいけど…そんなに落ち込む様な身体では無いと思うし…

胸も大きくなったしウエストのくびれもある…まあ腕と足の日焼けは仕方ないとして…
これでも日焼け止めクリームで頑張ったんだから…

この日の為に毎晩シェイプアップの運動して…香りの長持ちする石鹸使って…

努力したんだから!!

大ちゃんがあたしの身体にたくさんキスをしてくれる…
大ちゃんの唇の温度があったかくて…気持ち良くて…あたしの身体全部にして欲しくて…
クルクルと廻って身体を移動する…ちゃんと大ちゃんは察してくれて…

優しいキスをたくさんしてくれる…嬉しいな ♪

この後は…いよいよだけど…一応痛いのは覚悟してる。
でもそれも最初だけですぐに気持ちよくなるって……聞いてるけど…

本当に気持ち良くなんてなるのかな?その辺は良く分からない…

でも…映画なんかじゃそう言うシーンで愛し合ってる2人は
とっても幸せそうで…楽しそうだった…

だから…

あっという間にパジャマのズボンと下着を脱がされた…
大ちゃん素早い…って言うかやっぱり慣れてるんだね…

と言う事は今あたしは…大ちゃんの目の前で…生まれたままの姿なんだ!!

凄く恥ずかしいけど…大ちゃんなら……ん?って…え?大ちゃん何して…!!

スルスルと開かされた腿の間を大ちゃんの唇が…舌が…滑ってく…
って!!ちょっ…ちょっと待って!!そこって…

「 !!!! ぐっ!!!」

何だ??いきなりまどかの太ももで下がろうとしてた頭を挟まれた!
思いの外力が篭ってて…両耳に腿が密着で…耳の中が真空状態で痛い!!!

「いてっ!!!!」

まどかの両手が腿の間に入って来て力任せにぐぎっ!っと頭を強引に上に向かされた!?

「大ちゃん!何しようとしてんのっつ!!!」

真っ赤な顔のまどかが腹筋を使ってオレと視線を合わせる。

「は?何って…えっと…」

口で言わせるのか??それってもしかして何かのプレイか?

「そんな所に顔なんて近付けちゃダメッ!!」
「は?何で?」
「何でじゃ無いのっ!!こっちこそ何でそんな所行こうとするの?恥ずかしいでしょ!!」
「何でって…舐めるためだよっ!!普通だろ?」
「なっ…なななな舐める??どこをっっ????」
「どこって…オレに言わせるのか?お前の…アソ…」
「きゃああああああああーーーー!!大ちゃんイヤらしいっっ!!」
「いててて!!痛いって!!」
オレの頭を持ったまま指先に力を込められて…爪が食い込むって!!
「はあ???お前何言って…」
オレの方が訳がわからない??

「いいっ!!いいからっ!!それはしなくていいから!!そんなトコ舐めなくていいからっ!!」

「……………わかった…」

もの凄い必死な顔のまどかを見てとりあえず諦めた…でも…これって…もしかして…

「もう…大ちゃんは…」
「こっちがだよ…顔引っ掛かれたぞ…」

よいしょっと言う感じでまどかの上に覆い被さる。
ちょっと確かめる為に…

「ん…」

まどかの首の後ろに腕を廻して肩を抱いてオレの方に向かせて舌を絡めるキスをした…
まだ脱いでいないオレのパジャマをギュッと掴みながらまどかがオレの舌に応えてる…

そう…このキスは大丈夫…
そのまま胸に顔をうずめてまどかの胸を優しく揉みながら…舌で胸の周りと…先を舐めて吸った…

「…ひゃっ…」

ヒクンと身体が跳ねたがこれも大丈夫…

それからさっきと同じ様にまどかの身体中にオレの掌と口と舌を這わす…

「んん……大……ちゃん…」

これも大丈夫…さて…次が問題だ…

まどかの足の間にオレの足を滑り込ませて閉じれない様にしてから
まどかの下半身に手を伸ばした。

ビ ク ン っ !!!

途端にまどかが反応した。

「だだだだだ…大ちゃんっ!!そこはダメって言った!!」

がっしりと手首を掴まれた。

「今度は手だけど?それもダメか?」
「だから…ここは手も…ましてや口なんて触らなくていいのっっ!!!」
「でも…慣らしとかないと後で痛いと思うけど?」
「へ?……な…何?」
「だからもう少しココを慣らしとかないと本番で痛いって言ってるの…」

「………ホント?」

「多分…」

「…………」

段々まどかの顔が真っ青になって来てる…
ああ…余計な事言ったかな…なんて思った…

「やっぱやめとくか?怖いんだろ?」
「………だ…大丈夫だもん…」
「ホントか?ビビッてるようにしか見えないけど?」
「本当に…大丈夫だってば…しつこいよ…大ちゃん…」

「そうか?ならもう止めないからからな…どんなにまどかがオレに頼んでも…」

「……大ちゃん…」

「どうする?」

「ありがとう……大ちゃん…本当に…大丈夫だから…」

覚悟を決めたまどかの顔だったから…オレも覚悟を決めた…

起き上がってパジャマの上着を脱ぐ…そのまままどかの上に覆い被さった。



「ちょっと痛いかもしれないけど…少し我慢だぞ…」

「うん…大丈夫だよ…」

お互いににっこりと笑いあった…