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* 今回R15のお話があります。隠してませんのでご注意を…
「真白……」
「ん?」
「まだ痛いか?」
「痛くはないけど……何だか何かがましろの中にあってキツイ…?」
「でもこれで真白はずっとオレの傍にいれるんだぞ…」
「え!?本当に?…あっ!やっ…!!」
「急に動くからだよ……真白…」
「ん?」
「もう…国に帰りたいって言っても帰れないぞ…」
「帰りたくなんてないよ…ましろずっとハルキと一緒にいたいから…
帰れって言われた方がましろ悲しい……」
「悲しい…か…ちょっとは言葉を覚えたな…使うタイミングも…」
「そう…良かったハルキにほめてもらった…」
「真白……」
「ん?」
「オレは真白の事が好きだ……」
「え……?」
「真白と同じ…真白にずっとオレの傍にいて欲しいって思うよ…」
「……ハルキ……本当?」
「本当…まさかこんな事になるなんて思いもよらなかったけどな…」
「ハルキ…」
飼うと決めた猫がいきなり人になって…オレの事が好きだと言った…
オレはそんな真白の事は半年間面倒をみるだけの相手だと思ってたのに…
いつの間にか一緒にいるのが当たり前になってて…
真白がいなくなった生活が想像出来なくて…真白の記憶がなくなるのも嫌だったし…
今までの一緒に暮らして来たこの2人の時間も無くなるなんて嫌だった…
「真白…」
「ん?」
「こうなったら後がどうなるか真白は知らないのか?」
「ましろは知らない…」
「そう…」
まあそうだろうとは思ったけど…
真白が知ってたら絶対オレにペラペラ喋ってたろうし…
まあもうそれは覚悟の上でこうなる事を望んだんだから…もういいか…
考えるのはよそう…その前に…
「真白…」
「ん?」
「これからもう少し頑張って欲しいんだけど…」
「これから?これから何するの?」
「オレと真白の好きって言う気持ちをもっともっと大きくする。」
「え?大きく出来るの?」
「出来るよ…だから…頑張って真白…」
「うん!ましろ頑張る!!」
「じゃあ…遠慮なく…」
「え?…あっ…なに?」
一度真白からギリギリの所まで離れたから真白が変な顔をする。
きっと急にオレの感覚が無くなって変な感じだったんだろう…
でもすぐに同じ早さで押し上げたから今度は息が詰まって真白が大きくのけ反る。
「…ハッ…あ…!」
「真白…」
最初は加減して真白を攻めてたのに…だんだん加減も出来なくなってた…
あの発情期の時の真白が見たくて…
考えてみたら1年近くこう言う事はしてなかったし…
あの発情期の時からオレは真白を抱きたかったらしい…
自分の気持ちがはっきりしてなかったのもあったし…
真白を抱いたその後の事も気になってたのも確かだったけど…
本当はあんな形で真白を抱きたくなかったのかもしれない…
「ハ…ルキ……ハルキ…!!」
「真白……」
真白がオレに手を伸ばすから近付くとギュッと抱きしめられた。
「あ…あ…あ…や…ハルキ…なんかましろ身体変……変なの!!」
真白が更にオレにしがみつく。
オレはそのままで真白の両足を膝の後で抱え上げて真白の一番深い所まで攻めた。
「ンアッ!!ニャ……!!やぁ…ハルキ!」
「真白また猫の声になってるよ…」
「だから…わかん…ないのーーーー!!ハルキのせいだもん!!!」
真白がオレの下でオレに攻められながら必死に叫んでるのが何だか可愛い…
「そうか…オレのせいか…くすっ…」
それからしばらくして真白があの時と同じ位乱れ始めて…
オレは何も考えずにひたすら真白を攻めた。
「…はぁ…はぁ…」
「……ハァ…」
どの位時間が経ったのか…
気付けば真白は俯せで…オレは真白の背中の上に覆いかぶさってた…
2人とも動けないほど身体がクタクタで…
真白は後から攻められるのが弱い事がわかった…
「真白……」
「…はぁ…はぁ…」
「真白…」
「もう…ハルキ…今のなぁに…」
「え?」
「身体いっぱい疲れたもん…」
「そう…嫌だった?」
布団に寝たままお互い向き合った。
「……嫌じゃなかったよ…ハルキがあんなに真白にくっついてくれて
身体いっぱい触ってくれて…キスもいっぱいしてくれたし…それに……」
「それに?」
「いい…気持ちいっぱいだったから……」
「そうか…」
「ハルキ…」
「ん?」
「まだ耳もしっぽもあるよ…」
「だよな…いつ無くなるんだ?」
「ひゃっ!ハルキ?」
真白の尻尾を掴んで甘噛みした。
「いや…無くなったらもう出来ないなぁって…今のうちにと思って…」
「もう!ましろしっぽは弱いからダメなの!」
「え?そうなのか?何だ…早く言えばいいのに。」
「なんで?」
「無くなる前に攻める。」
「え?せめる?」
「すぐわかる。それに真白はこっちの耳も弱いよな…ふぅ〜」
「あんっ!」
真白の猫の耳に息を吹き掛けたら真白がビクリ!と跳ねた。
「も…ハルキやめて!」
「止めない…もう少し頑張れ真白 ♪ 」
「え?なに?また?」
真白が困った様な顔をしたけどオレは気にしない。
「そうまた ♪ 」
そう言ってにっこり笑って…真白の尻尾にキスをした。