83 omake





「は…あ…」

浴室の壁と惇哉さんに挟まれてずっと舌を絡めるキスをされて息が上がる…
既に裸だった私を惇哉さんの手の平とキスがさっきから身体中に感じて
あったかいやらくすぐったいやら…

でもいつの間にか暖かくて優しかった手の平とキスは力強く私の身体を攻め始める…
下から持ち上げる様に胸を揉まれながら舌で攻められると身体の力がぬけちゃう…

「あっ…あっ…」

まだ服を脱いでいない惇哉さんの背中にしがみついた。

「ハァ…ハァ…傷…大…丈夫?」
「大丈夫…由貴…」
「なに…?」

「ごめん…優しく出来ない…」

「え?」

左足の膝の後ろに惇哉さんの腕が差し込まれて引き上げられた瞬間…

「……あっ!!ンンっ!!」

いきなり下から思い切り押し上げられた!

「ああっ!!」

大きくのけ反ってさっきより強く惇哉さんの服を掴む。

「…やっ……」
「由貴…」
「あっ…あっ……」

あっという間に頭の中が訳がわからなくなって真っ白になる…

「由貴……」
「……ぅ……あ…」

押し上げる度に由貴が逃げない様に腕を絡ませて逃がさない…
だから由貴の奥の奥まで攻めて攻めて…
オレの服を掴んでる由貴の 手に力が入るのがわかる…

「あっ…惇…哉さ……ンアっ…あ…あ…やああああっっ!!!」


さっきとは比べ物にならないほどの力強さで由貴が大きく背中を反らした……



「ハァ…ハァ…ハァ…由貴……」

「……ン…」

小さな…頷くだけの返事を由貴がしてクッタリとオレにもたれ掛かってる…
大きく仰け反った由貴をその後も何度も何度も攻め続けた…
お互い汗ばんだ身体をシャワーで流して歩けない由貴をバスタオルで包んで
寝室のベッドに運んだ。

「由貴……」
「………」

返事も出来ないほど疲れ果ててる……

「由貴……」

オレはそんな由貴の頬に優しくキスをしてそっと由貴の身体に覆い被さって
抵抗しない脚の間に割って入る…

「あ……も…ダメ…惇哉さん……」

目を瞑ったまま口ではそんな事を言う由貴だけど
言う事を利かない身体でオレを拒んだりは出来ない…

「ダメだよ…由貴……今夜は特別な夜だから……」

オレはそう言って由貴の身体に優しく手を這わせる……


2人の特別な夜はまだ終わりそうも無い……