tokubetu 02





       * 本編『オレの愛を君にあげる…』と教師編『君のすべてを愛してる…』のコラボ!
         色んな椎凪と耀を会わせてあげたくて考えたお話ですので軽い気持ちで読んで下さいね。
         浮気なんて言わないで…頭の中でキャラを変換してして想像して下さい。 *

         本編 『オレの愛を君にあげる…』 椎凪 × 高校生 耀 『君のすべてを愛してる…』




気が付くと何処かの家の2階のベランダに立っていた。

「え〜っと…」

多分オレは此処に来なくちゃいけないからココにいるわけで…
ああ!そう!これはご褒美らしい…何のご褒美かわからないがオレはちゃんとわかってる…

目の前にベランダから部屋に通じる窓がある。
中は明かりが点いていて誰か居るらしい…そう…オレはわかってる…

此処には…オレの大事な耀くんがいるんだ ♪

オレにはわかる…だから窓ガラスをコンコンと叩いた。
中で人の動く気配がして閉まってたカーテンが開いた。

「椎凪!?」

「こんばんは。」

耀くんが慌てて窓の鍵を開けてくれる。

「どうしたの?今日は来れないって言ってたのに?」
「耀くんに会いたくて来ちゃった…迷惑だった?」
「…そんな事…あるわけ…ないじゃん…」
「じゃあいらっしゃいのキスして。」
「え?」
「ダメ?」
「だって…いつもそんなキスした事無いじゃん…」

わあ…困った顔が可愛い ♪

「今夜は特別 ♪ せっかく耀くんに会いに来たんだから…ね?」
「……もう…仕方ないな…」
「フフ…」

わあい ♪ この耀くんと初めてのキスだぁ〜ドキドキ ♪

「いらっしゃい…椎凪…ちゅっ!」

予想した通りのお子ちゃまのキスだった。
まあ仕方ないな…だから…

「お邪魔します。ちゅっ ♪ 」

オレも軽い触れるだけのキスをしてあげた。



「…何?」
「ううん…耀くんに会えて嬉しいんだ ♪ 」
「変な椎凪…」

オレはベッドの上に座る耀くんをニコニコしながらずっと見つめてる。
この耀くんはオレと出会った頃の耀くんに似てる。

幼くて可愛くてちょっと意地っ張りでだからきっと…

「ねぇ耀くん…」
「ん?」

「オレの事好きって言って ♪ 」

「えっ!?なななな何で?」

「くすっ…」

ほらね…思った通り…

「何でって言って欲しいから。」
「や…やだよ…何でいきなりそんな事言わなくちゃいけないのさ!!」
「何でって…オレが耀くんに言って欲しいから ♪ 」
「あ…」
「おいで…耀くん…」

そう言って戸惑ってる耀くんに両手を広げた。

「なんか…椎凪いつもと違う…」

そんな広げたオレの両手の中に耀くんが遠慮がちに入って来る。

「そう?どこが?」

捕まえて膝の上に横抱っこで抱きしめた。

身体はやっぱりオレの耀くんよりちょっと女らしい丸みが足りない…まだ幼いんだ…


「どこがって言うか…なんかいつもより優しい…感じがする…」
「優しい?オレいつも冷たい?」

何やってんだ?違うオレ!

「優しいよ…いつも椎凪は優しいけど今は子供のオレを楽しんでるみたい…
いつもは早く大人になってって言ってるのに…」
「だって今の耀くんが本当に可愛いんだもん ♪ ちゅっ!」

耀くんの頬っぺたに軽いキスをした。

「本…当?」
「本当だよ…本当に可愛いくて…食べちゃいたいくらい可愛い ♪ 」
「椎凪…」
「耀くん…」
「ん?」

「ちょっと外を2人で歩こうか?」

この耀くんと外を歩いて…デートしたい。

「ダメに決まってるだろっ!!」

耀くんが凄く怒る…何で?

「えー何で?」
「何でって…誰かに見られたらどうするんだよっ!いつも言ってるだろっ!」
「 ? 」

オレは意味がわからない??

「椎凪は教師でオレは教え子なんだよ!誰かに見られてバレたらどうするんだよっ!」

「 な っ !! 」


オレの心臓がドキュンと射ぬかれた!!

きょきよきょ教師ーーーーっっ!!教え子ぉぉぉっっ!!

うそっっっ!なんて素敵なキャスティングっっ!!


「いやぁ〜〜耀く〜ん ♪ 」

「ちょっ…どうしたの?椎凪?」

耀くんをぎゅう〜と抱きしめた。

「ううん…嬉しいだけ…」
「え?何が?」
「色々 ♪ 」
「?本当今日の椎凪なんかいつもと違うみたい…」
「そう?オレは椎凪だよ ♪ ところで耀くん!」
「ん?」
「この家には他に誰かいるのかな?」
「え?祐輔がいるけど?いつもいるじゃん。」
「え?祐輔がいるんだ…」

ここでは本当に祐輔耀くんと一緒に暮らしてるんだ…
チェッ!どこでもオレの邪魔ばっかしやがって…

「じゃああんまり大きな声出せないね。」
「…う…ん…」
「どうしたの?耀くん?」
「だって…祐輔が気になる…あっ!」

膝の上に抱き上げてた耀くんをそのままベッドに押し倒した。


「その方がスリルがあって燃えるよね…くすっ…」



「ンッ…んん…」

幼い耀くんと深い深いキスをする…
流石すでに違うオレの相手をしてる耀くんだ…こんなキスも慣れてる…

でもオレの耀くんよりはまだまだだ…

「あっあっ…やっ…ダメ椎凪…」

着てた服を全部脱がせて耀くんを裸にした…
ちょっと華奢な身体…本当に初めて抱いた時の耀くんそっくりだ…

耀くんの脚の間に滑り込んで両手で開いたら即嫌がられた。


「耀くん…ちゅっ ♪ 」

催促する様に耀くんのお腹にキスをする…

「や…ダメ…恥ずかしいって…いつも言ってる…」
「恥ずかしくないよ…オレ耀くんの全部が見たい…」

耀くんの身体に覆いかぶさって耳元に囁いて耳たぶを甘噛みした…

「ひゃん…ダ…メ…ダメだもん…」

「優しくするから…気持ちよくしてあげるから…お願い…愛してるんだ耀くん…」

「う…アン…」

耀くんの身体にキス攻撃だ!

「や…くすぐったい…椎凪…あ…」

「じゃあ耀くんの全部オレに見せてね…」

「ンッ!」

優しく耀くんの両足を開かせて…最初は指先で確かめた…

「柔らかくてあったかいよ…耀くん…」

ゆっくりと指先を動かしながら耀くんの身体の奥に奥に入っていく…

「んっんっあっ…」

やっぱりオレの耀くんと同じ場所が弱いらしい…流石耀くんだ。
どんな耀くんもとっても感じ易い。

「もっと声聞かせて…耀くん…」
「や…ダメ…祐輔…聞こえちゃう…」
「大丈夫…オレが耀くんの声みんな受け止めてあげるから…」

「……う…あっ!」

ちょっと大胆に指を動かしたら耀くんが大きく跳ねた。

「ふあ…あ…椎凪…」

指を抜いてそっとキスをした…小さく震え続けてる耀くんが可愛い…

「あっ…あっ…あっ……椎凪…ん…」
「なに?」
「も…」
「いいよ…」


耀くんのお願いだからオレは叶えてあげる…

耀くんだけどオレの耀くんじゃない…幼い耀くん…

でもオレの大事な耀くんにはかわりはない…


「あっ…やん…」

ゆっくりと耀くんを押し上げながら耀くんの身体の奥に入っていく…
ちゃんと潤っててオレを受け入れる準備はととのってた…

「耀くん…」

いつもより華奢な身体を抱きしめる。

「好きだよ…耀くん…耀くんは?」
「……え?」
「耀くんはオレの事好き?」
「…………」

ワザと口をぎゅっと結んで…無言……
やっぱり意地っ張り…ホント昔の耀くんそっくりだ。

「くすっ…好き?」
「…好き…だよ…」
「じゃあ愛してる?」
「え?」
「オレの事愛してる?」
「なんで…?」
「ん?」

「どうして…いつもみたいに…『愛してるって言って』って…言わない…の…?」

「だって耀くんがオレの事好きなのも愛してるのもわかってるから…
オレはそれを確かめたいの…オレは耀くんに愛されてるか…
だってオレ…耀くんに愛してもらわないと……死んじゃうんだ…」

「え゛っっ!?」

耀くんが物凄いびっくりしてる。

「もしかして初めて聞いた?」
「…コクン」
と耀くんが頷いた。

「そっか…」

同じオレに同じ耀くんでもこの耀くんはきっと今まで何事も無く生きて来てるんだ…
だからオレを受け止めるのをちょっと戸惑う…

「耀くんはねオレの為だけに生まれて来たんだよ。」
「え?」
「オレは耀くんの為だけに生まれて来た…
だからオレは耀くんのモノ…耀くんだけのモノなんだ…」
「椎凪…」
「耀くんも同じだよ…耀くんはオレのモノでオレだけのモノ…
だからオレは耀くんがいないと生きていけないの…
だから耀くんの愛が欲しい…」
「…………」

耀くんがじっとオレを見上げて見つめてる…


「オレの事…愛してる?」

「……椎凪は…オレの…モノ?」

「そう…オレは耀くんのモノだよ…愛してるよ…耀くん…」

そう…どんな耀くんでもオレは君を愛してる…

「耀くんは?オレの事好きなら言えるよ…」

「え…?…あ…愛してる…オレも椎凪の事………愛してる…よ……」

とっても照れ臭そうに…でもちゃんと言ってくれた…

「うん…」

オレは嬉しくて…にっこりと耀くんに笑ってみせた…




「あ…あ…椎凪…」

オレの動きにまだついて来れない耀くんを優しく抱いた…

それでもいっぱいいっぱいみたいで…

ああ…そんな耀くんが可愛くていじらしくて愛おしくて…


「ちょっと頑張ってね…耀くん…」
「…コクン」

浅い息を繰り返す耀くんがうっすらと目を明けて頷いた。



「うあ……あ…椎凪…」

「好きだよ…耀くん…愛してるよ…」

何度も…何度でも幼い耀くんの耳元に囁いてあげる…

「…あ…オレも……愛してる……椎…凪…」


オレに押し上げられる度に揺れる耀くんの身体…

       オレの事も…忘れないでね……幼い…オレの耀くん…




耀くんは気持ち良さそうにベッドで眠ってる…

オレはそんな眠ってる耀くんの頬にキスをして…

ベランダに繋がる窓を閉めた…




「耀く〜〜ん ♪ ♪ ただいまぁ〜 ♪ 」

いつもの様に玄関に入った途端耀くんにただいまの宣言をする。

「お帰り椎凪早かったね。ちゅっ!」

いつもの様に耀くんが出迎えてくれてお帰りのキスをしてくれる。

「会いたかったよぉ〜」

大人の…オレの耀くん ♪ ♪

「え?さっき別れたばっかりだろ?」

「 え ? 」

耀くんがにっこりと笑う。

「やだな椎凪は…フフ…」

「 え え っ っ !? 」

ちょっ…ちょっと…待てよ…えーーー!!…まさか……!!


直感が働いた椎凪でした。




一方こちらは…


「椎凪はオレのモノなの?」

「え?」

「椎凪はオレがいないと生きていけないの?ホント?」

「ええっっ!?」


耀くんがベッドの上で潤んだ瞳でオレを見つめながらそんな事を聞いてくる……

オレは心臓がバクバク言ってる……だって……嬉しくて…



   それって…言葉攻め??どこで覚えたの???耀くん!!