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* 今回軽いR15のお話があります。ご注意を…



今朝から突然発情期になって辛そうな真白…

そんな真白にオレがしてやれる事は…


「……………」

「ハルキ?」

それでも踏ん切りがつかず躊躇してると真白がオレの名前を呼ぶ…

それに釣られて真白の顔を見たのがまずかった…

潤んだ瞳に淡いピンクの頬にいつもよりちょっと赤い真白の唇がオレを誘う……

「真白……」

「ふ……んっ……」


布団で…オレから真白にキスしたなんて…初めてじゃないのか?

いや…オレから真白の唇にキスしたのは初めてかもしれない……


「……ン……ンンっ……ちゅっ……」

真白が苦しそうな息継ぎをして…でもオレは止める事が出来なかった……

深く深く…お互いを求めるキスを繰り返す……

キスをしながら真白のパジャマのボタンを外す……

そんな事をするのも半年ぶり……いや…もっとだ……

「ハル……キ…?ここ…お風呂じゃな……」
「しっ……いいから…」
「……うん……」

お風呂に入る時以外オレが真白の服を脱がせるなんてした事がなかったから…
真白が不思議がってる……

いつも見慣れてる真白の身体…

でもこうやって自分の手の平で触れるのは今日が初めてだ……

だからオレはおっかなびっくりで…緊張する…

「……ぁ…」

開いた襟元から手を潜り込ませて肩に手を這わせただけでそんな声だ…

いつもより体温が高いのか…ちょっと熱い気がしなくもない…


本当に……良いんだろうか?未だに迷う……


「…う…ん…」

「 !! 」


真白が唸ると自分から身体を動かして肩からパジャマを滑り落とした。

肘を着いて上半身を起こしてオレを虚ろな瞳でオレを見つめる……

真白の胸が露わになって大きく息をする度に上下に大きく揺れる…


「真…白……」
「ハルキ……」


真白の腕がオレの首に巻きついて…真白の顔が近付いて…



その後はもう…あまり覚えていない…

ただ最後の一線だけは絶対越えないと自分にずっと言い聞かせた……




「あっあっあっ……!!」


真白がシーツを握り締めながら何度大きく仰け反っただろう……

オレは自分の唇と…舌と…手の平と…指を使って真白を何度も満足させる……


「やっ……やあ…ハルキっ!!!」

「真白……」


オレの下で…狂った様に乱れ続けてる真白……

時々尻尾がクルンとオレの腕に絡み付いてくる…


身体は…人の身体と変わらない……

ああ…でも…人の耳より猫の耳を攻めると効果抜群なのがわかった…



「はぁ…はぁ…や…だめ…も…ダメなの……やん…」

「じゃあ…もう…満足?」

「…う……あ……ああっ!!!」


今までで一番大きく仰け反って……布団の上に崩れ落ちる…


「……はぁ……はぁ……は…ぁ……は……ぁ………くぅ……」


荒い息づかいが直ぐに寝息に変わった……


「真白?」

「………くぅ………すぅ……」

「寝たのか?」

しばらく様子を見てても……どう見ても…寝てる!

「はああ〜〜〜〜〜〜〜疲れた…もう…心臓に悪い……」

オレは力が抜けてペッタリとしりもちをつく…
両手で自分の身体を支えて…ぐったりだ……


こんな風に最後までしないでずっと女の子を攻めた事なんて無かったから…

途中何度も自分に言い聞かせなくちゃマジヤバかった…

勢いに任せて行くトコまで行きそうだった……


「はあ…」

バッタリと仰向けで倒れ込んでしばらく放心状態……

やれば出来た?オレ……




「はあ………」


あれから真白はずっと眠ってる…

だからオレは久しぶりに1人の風呂で…さっきからシャワーを頭から浴び続けてる…


眠ってる真白の身体には無意識にオレがつけたらしい赤い印が何個かついてた…

ホント全くの無意識で…後で見て恥ずかしかった……


「結構その気になってたのか?」


夢中になってたのはなんとなくわかる……

真白が思ってた以上に過敏に反応したからだとは思うけど…


時計を見たらあれから1時間以上時間が経ってた……


「はあ〜〜〜〜」

本当にあれで良かったんだろうか……

真白の身体を弄んだと言う気持ちは無い……
現に今真白は落ちついてるし気持ち良さそうに眠ってるから…

「なんだけどさ〜〜〜」

この…今のオレ…どうしたらいいんだ……

自分の身体で真白の身体を覚えてるって……結構キツイ……


目が覚めたら…真白はさっきの事…全部覚えてるんだろうか……

オレは一体どんな顔で真白に会えばいいんだ……

これは後悔なのか?

後悔じゃなかったら……この胸の中の疼きは…一体何なんだろう……